2021-04-23 第204回国会 衆議院 内閣委員会 第21号
それでは続きまして、以前、たしかこの場所でしたよね、大変問題になりました検察官への勤務延長規定の適用の件ですが、四月二十日の法務委員会で、この国家公務員法の定年規定を検察官に適用することについて我が方の階議員が上川法務大臣に聞いたときに、上川法務大臣、こういうふうに答弁しました。
それでは続きまして、以前、たしかこの場所でしたよね、大変問題になりました検察官への勤務延長規定の適用の件ですが、四月二十日の法務委員会で、この国家公務員法の定年規定を検察官に適用することについて我が方の階議員が上川法務大臣に聞いたときに、上川法務大臣、こういうふうに答弁しました。
そもそも、大臣に伺います、法案を提出した責任者として大臣に伺いますけれども、今回の法案なんですが、もっと単純に考えて、去年出した法案というのは、元々の案というのは、一昨年の十月に、勤務延長とかがない、勤務延長規定の適用がないという前提で、つまり昔の解釈で法案を作っていたわけです。そのときの法案を今回出せばよかった話じゃないですか。
解釈変更がされたんだけれども、今回は、この解釈変更、法案の中身を見ますと、勤務延長規定の適用はやはりなくなったわけですね。去年は勤務延長規定の適用があるという法案の内容だったし、その前提で解釈も変更されていた。
3 東京高等検察庁の前検事長については、令和二年一月、国家公務員法における勤務延長規定の検察官への適用について、従来の解釈を変更し、勤務延長の閣議決定がなされた。同年五月、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の発令中に賭けマージャンを複数回行っていたことが明らかになり、訓告処分を受けた上で辞職した。本件により、検察に対する国民の信頼が損なわれたことは、極めて遺憾である。
3 東京高等検察庁の前検事長については、令和二年一月、国家公務員法における勤務延長規定の検察官への適用について、従来の解釈を変更し、勤務延長の閣議決定がなされた。同年五月、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の発令中に賭けマージャンを複数回行っていたことが明らかになり、訓告処分を受けた上で辞職した。本件により、検察に対する国民の信頼が損なわれたことは、極めて遺憾である。
○塩川委員 検察官の勤務延長の解釈変更とつじつまを合わせるために、今回の国家公務員の定年引上げの国公法改定案においては、検察庁法そのものを書きかえて勤務延長規定を盛り込むとしているのは極めて重大であります。
○国務大臣(森まさこ君) 勤務延長規定は、現行法、検察庁法には規定がございません。規定がないことについて、適用するか適用しないかという解釈を昨年来からの国家公務員法の定年引上げの中で検討してきたわけでございます。
しかしながら、国家公務員法の勤務延長規定は適用しないという、既に政府の解釈があったんです。既にある解釈を変更するに当たっては、なぜ変更しなければならないのか、なぜ変更が合理的なのか、その説明がなければいけないんですが、きょう出された、法務省内部で事務次官まで上げて議論をしたという紙にも、そのことについては一言も書いていないんです。